「相手の時間を奪う」という思い込みも、「忙しそうで話しかけにくい人」も、やめよう

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プロデューサー 大舘 仁志

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仕事において、口頭でのコミュニケーションは不可欠な要素だ。しかし、「口頭でのコミュニケーションは相手の時間を奪う」という考え方も存在している。この考えには、相手への配慮と効率性の追求が根底にある。しかし、この観点は常に正しいのだろうか?特に、リモートワークが普及した現在、この問いはより複雑になっている気がする。

リモートワークとコミュニケーション

リモートワークでは、情報の伝達方法が限られる。全員が出社するのが当たり前だったオフィス環境では、気軽にコミュニケーションを取り、関係性を築くことが可能だった。しかしリモートワークでは、口頭でのやり取りが減少し、その分、チャットなどのテキストコミュニケーションが主な手段となる。この変化は、コミュニケーションの質に大きな影響を与えていると思う。

口頭でのコミュニケーションの価値

リモートワークにおいて、口頭でのコミュニケーションの時間は限られたものになるが、その価値は非常に大きいと考える。直接話すことで得られる情報量は、テキストのやり取りだけでは得られないものだろう。メンタルの状態や些細な気づきなど、言葉そのもの以上の情報が口頭でのやり取りには含まれる。これらは仕事上の関係性を深め、より良い成果を生むために重要な要素だ。

「奪う」という表現は適切なのか?

「時間を奪う」という表現は、ある種の不公平さを暗示しているように思う。しかし、これはコミュニケーションの本質を正しく捉えていないように感じる。コミュニケーションは互いに価値を提供し合う行為。相手だけでも自分でだけでもなく、双方で価値を提供し合う。この視点を持つと「奪う」という表現は生まれないと思う。

脱「あの人いつも忙しいそうで話しかけにくいんだよね・・・」

効率的なコミュニケーションを目指すことは重要だが、どのようにコミュニケーションを取るべきか、またその中でどのような価値を創出できるかが考えることも必要だ。「あの人いつも忙しいそうで話しかけにくいんだよね・・・」と相談しにくい空気感を無意識に作り出さないように注意することも、長期的な関係を築く上では不可欠だろう。

コミュニケーションは単なる情報交換以上のもの。より良い仕事をするために、口頭でのコミュニケーションを相手の時間を「奪う」行為ではなく、互いに価値を提供し合う重要なプロセスとして捉えるようにしたい。

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